第170章

林田知音だって、もちろん気になっていた。

「ほら、早く開けてみて! 成謙パパがママにくれるプレゼントなんて、絶対すごいんだから!」

そう言ったのは、目黒雲月の腕の中にいる目黒らいだった。

雲月パパに、成謙パパ。

目黒らいの中では、自分の立ち位置はもう日野成謙と同列になっているらしい。

「さあ、成謙兄さん。もったいぶらないで、みんなに見せてよ!」

小池南がそう言いながら立ち上がって近づき、ほかの面々も円卓の前へと集まっていく。

目黒雲月も、浮かないように視線だけを皆に合わせて箱へ向けた。

テーブルの大半を占めるほどの大箱を前に、林田知音はひとつ深呼吸し、リボンをするりと外す。ゆ...

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