第14章 過ちを認めるなら態度を示せ

「林田唯月、矢吹薫に脅されたのか? 怖がるな、俺がそばにいる。江口家はあいつほどじゃないけど、それでも必ず守る。絶対にだ!」

江口未黒の表情は重かった。林田唯月が急に態度を変えるはずがない。さっきの電話――それが原因だとしか思えない。

「違うの。私が……分かっただけです……先輩、私、あなたには釣り合いません……」

林田唯月は視線を落とした。低い声は震え、唇の内側を噛み潰しそうになっている。

「唯月!」

江口未黒が一歩踏み込み、彼女の手を掴む。声は春風みたいに柔らかい。

「怖がるな、唯月」

だが林田唯月はその手を振りほどいた。顔に浮かんだのは、はっきりとした嫌悪。

「いりません...

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