第163章 安物を贈るなんて本当に恥ずかしい

牧野晴は得意げに口を開いた。

「これね、ほぼ一年がかりで探した海外の有名ジュエリーマスターにお願いして作ってもらったブローチなの。ママがいつまでも優雅で、きらきら輝いていられるようにって。世界にたった一つだけ!」

奥様たちが一斉に感嘆の声を上げる。

「晴ちゃん、ほんと気が利くわねえ」

「最近の職人さんって癖が強いから、オーダー自体が大変なのよね」

「そんな前から準備して、ここまで手をかけるなんて素敵」

「うちのバカ息子にも見習わせたいわ。よそのお子さんは親孝行で羨ましい!」

称賛を浴びて、牧野晴の口元は隠しきれないほど上がった。

――さあ、玉井彩歌はどうやって私に勝つつもり?...

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