第209章 君を手伝う

「兄貴のこと? あんたたち仲いいんじゃなかったっけ。だったら直接メッセ送ればいいじゃん」

浅見朝日は新しいバッグに夢中で、適当に返す。

「最近、兄貴ぜんぜん家に帰ってこないし。何で忙しいのかも知らない」

「ていうかさ、機嫌悪いのか知らないけど、お小遣い半分にされたんだよね」

そう言いながら、浅見朝日は唇を尖らせた。不満が隠せない。

前は、値段なんて見ずに買っていた。

それが今はどうだ。

気に入った新作バッグひとつ買うのに、節約しなきゃいけない。

牧野晴は笑顔を崩さず、声もやさしく柔らかい。

「朝治さん、最近……あまり元気がない気がして。私、何かできることがあればって思ったの...

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