第59章 アクセサリー

進藤雀の励ますような視線に背中を押され、玉井彩歌はついに服を抱えて洗面室へ入った。

着替えながら、胸の奥がそわそわする。もし入らなかったら――そんな不安がよぎったが、最後はちゃんとファスナーが上まで上がった。

おずおずと出てきた彩歌は、ベッドの端に腰かけている進藤雀を見た。手は落ち着かず、スカートの裾を何度も直してしまう。

「……変じゃない?」

進藤雀が顔を上げる。次の瞬間、目がきらりと光った。勢いよく立ち上がり、声を上げる。

「ちょっと、彩歌! なにそれ、似合いすぎでしょ!」

褒められて彩歌は頬を熱くし、視線を落とす。

「……からかわないで」

「からかってないってば。自分で...

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