第176章 人工流産手術

そこにある文字は鮮明で、筆勢は力強く、一目で男性が書いたものだとわかる。

【三月十四日、火曜日、晴れ。

麻央は大きくなった。太陽のようで、全身から光を放ち、眩しくて直視できない。】

【五月五日、金曜日、曇り。

麻央を追いかける男は本当に多い。多すぎて厭になる。けれど、僕に厭がる資格なんてあるのだろうか?】

【五月二十日、土曜日、晴れ。

最近、麻央が僕を見る目がどこか泳いでいる。どこで彼女を怒らせてしまったのだろうか……。次に帰ってきたら、彼女の大好きなカラメルプリンを買ってあげよう。そうすれば、機嫌を直してくれるかもしれない。】

【六月一日、水曜日、雨。

麻央に、好きな女の子...

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