第179章 永遠に会わない

田村哲生弁護士は弁護士からの電話を受け、エムエスグループへと向かった。

今泉拓真はここで半月以上も、毎日タバコを吸っては酒を飲み、虚ろな日々を過ごしていた。

田村哲生弁護士は部屋に入ると、いきなりカーテンを引き開けた。

眩しい太陽の光が窓から差し込み、ベッドで眠っていた今泉拓真は無意識に寝返りを打つ。

「おい、目を覚ませ!」田村哲生弁護士は前に進み出て、彼が被っていた布団を剥ぎ取った。「小島麻央が行ってしまうぞ、知っているのか?彼女が一度行ってしまえば、いつ帰ってくるかもわからない。お前はこのままここで寝たきりで死を待つつもりか!」

ベッドの上の男はゆっくりと目を開けた。「どこへ行...

ログインして続きを読む