第146章 全員が罠に嵌まった!

古川百花はふんと鼻を鳴らし、肩をすくめてみせる。その唇には、人を小馬鹿にしたような戯れの笑みが浮かんでいた。

「そんなこと、どうでもいいのよ。大事なのは――私が今、音声操作一つで爆弾を起爆できるってこと。私と彼女、生き残れるのは一人だけ。ねえ、陸斗さんはどっちを選ぶのかしら?」

江川陸斗は、今にもよろめいて地面に崩れ落ちそうになっていた森下彰太の体を支え起こす。その視線は鋭く古川百花を射抜き、羞恥と怒りに声を荒らげた。

「こんなことが面白いのか? 人の命を賭けの対象にするなんて」

「当然、面白いじゃない。人の生死なんて運次第だもの。彼女があなたと一緒にここへ上がってきた時点で、覚悟し...

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