#Chapter 90 タイラー!愛してる!助けて!

レイチェル視点

ムーングロウパック - モデスティキャビン

ネイサンの唇が私の唇に触れた瞬間、熱が爆発したように広がった。その接触の強さに私は唖然とした。突然燃え上がったかと思うと、すぐに冷たさが唇から頬へ、耳を過ぎ、首から肩へと這い広がり、全身が凍りついてしまった。

私が身動きできないでいる間も、ネイサンはますます必死に私にキスを続けた。彼の手は私を支えていたはずが、あっという間に痣ができるほど強く掴みしめていた。彼の指先が爪に変わり、私の柔らかな肉に食い込むのを感じた。そして溶岩のように熱い血が流れ出し、その熱が私の体を溶かして、ネイサンの拘束に抵抗できるようになった。

「やめて!」...

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