第119章 彼女たちと比べるな

伏見行哉に断られるのが怖くて、遠藤晃也は身を乗り出した。

「いや、あそこマジで最高っすよ! ガチの原生ジャングルで、リアル野営ってやつ」

伏見行哉は鼻で笑う。

「やめとけ。うちの『監督様』は今、例のプロジェクトチームにかかりきりだ。それに祖母さんもまだ入院中でな。毎日一回は様子を聞いてる。原生林なんか行って圏外になったら、心配で夜も眠れなくなる。そんな状態じゃ、遊んでも楽しくないだろ」

言い終えたところで、遠藤晃也が急にいやらしい笑みを浮かべ、じっとこちらを見ているのに気づく。

「……何だよ」

伏見行哉は不機嫌そうにスマホをデスクへ放り投げ、書類に視線を戻した。

遠藤晃也は「へ...

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