第12章 協力パートナー

エラは、自分の目を疑った。震える指先でいちばん上の通知を開く。見出しには、はっきりとこうある。

「グレイ・グループ、深夜に公式発表 独立デザイナーのエラがグループ高級ジュエリー部門のチーフ・デザインコンサルタントに就任」

――指が、止まった。

スクロールすると、二本目はさらに過激だった。

「クレルモン家が名指しした『加害者』、実はグレイ・グループ新任チーフ顧問? どうやら相手を間違えたらしい」

三本目、四本目、五本目も、グレイ・グループが提携を公表したというニュースばかり。怒涛の勢いで流れ込み、クレルモン家が「彼女が人を傷つけた」と騒ぎ立てていた記事など、あっという間に押し流されて...

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