第30章 3日以内に、俺に満足のいく返答をしろ

ルイが玄関先に姿を現した。

相変わらずスーツは皺ひとつなく、顔には本人だけが「感じがいい」と信じている笑みが貼りついている。

だが、扉を開けた人影を見た瞬間――ルイはその場で固まった。

「フ……フィッシュさん?」ルイは目を見開いたまま声を漏らす。「ここに、お住まいなんですか?」

リオンはドア枠にもたれ、気だるげにルイを見下ろしている。

ルイの喉仏がごくりと上下した。

リオンの肩越しに室内へ視線を滑らせ、他に誰もいないと確かめてから、恐る恐る口を開く。

「あなたが……K、なんですか?」

リオンは答えない。ただ身体を起こし、入口の前を空けると、背を向けて室内へ歩いた。

「入れ。...

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