第58章 私を助けてくれ

ヴィアンは思わず甲高い声を上げた。

「エドワード、何を言ってるの?! 私がリオンに情報を売ったって? なんでそんなことするのよ。私が言ったところで、あの人が私を見逃してくれるとでも思ってるの?」

エドワードはヴィアンを頭のてっぺんからつま先まで舐めるように眺め、露骨に疑いの色を浮かべる。

「万が一、お前が急にリオンとエラに取り入ろうとしたら?」

「はぁ? 何それ……っ」

ヴィアンの感情が一気に崩れた。声が裏返る。

「自分でも言ってること分かってる?! 仮に二人に取り入るとしても、だからって自分の評判まで道連れにするわけないでしょ! 明日、私、出場できない可能性が高いのよ!」

言...

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