第13章

書斎。

神宮寺玲央は、朝比奈澪の素性を神宮寺宗一郎に告げた。

数えきれない修羅場をくぐってきた宗一郎でさえ、さすがに一瞬、言葉を失う。

視線が澪の顔をなぞった途端、目尻がじわりと赤くなり、堪えきれないように何度も頷いた。

「やはり占術師の言った通りだ……おまえに相性のいい娘を迎えて厄を祓えば、きっと長生きできる。百まで――いや、百二十までだって」

玲央が眉を寄せ、淡々と釘を刺す。

「祖父さん。俺と澪は結婚したんだ。厄祓いじゃない」

「当初、神宮寺家と朝比奈家の間でどんな取り決めがあったとしても、朝比奈澪は今、俺の妻だ。正式な、俺の妻」

「……そうだな。すまん、言い方が悪かった...

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