第125章 容赦ないな

廊下の照明になぞられ、黒崎蓮の半裸の上半身が鮮明に浮かび上がっている。

シャワーを浴びたばかりなのだろう、全身から湿った熱気を発散させていた。

引き締まった胸板を伝う水滴が、腹筋の深い溝へと吸い込まれていく。

強烈な雄の気配。それは、あまりにも暴力的なまでの侵略性を帯びていた。

天宮星羅の頭の中で何かが弾け、血液が一気に沸騰したかのように熱くなる。

踵を返して逃げ出そうとしたが、男の巨躯が通路を完全に塞いでいた。

バスタオルを持ってこいだと?

よくもまあ、そんなことを抜け抜けと言えたものだ!

天宮星羅は本能的に拒絶した。

「私はあなたの召使いじゃないわ」

「親友に頼めばい...

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