第151章 お邪魔しました

黒崎蓮は呆気にとられ、涙に濡れた西園寺麗華の楚々とした顔を見上げた。

この頼みは……

普段の西園寺麗華なら、絶対に口にしないはずだ。それを言ってきたということは、明らかに慰めを求めている証拠なのだろう。

頭の中は混乱の極みにあった。名状しがたい苛立ちが胸の奥で暴れ回り、理性を焼き尽くさんとばかりに揺さぶりをかけてくる。

一体なぜ、俺がこんな後始末をしなければならないのか?!

全ては天宮星羅のせいだ。

あの女が狂ったように熱いスープをぶちまけたから、こんな事態になったのだ。

責任感……あるいは八つ当たりに近い焦燥感が、最終的に勝った。

黒崎蓮は無言のまま、床から軟膏のチューブを...

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