第249章 決死の救出

黒崎蓮の出現は、現場の混乱をふっと一瞬だけ凍りつかせた。

だが直後、さらに狂気じみた爆発が巻き起こる。

彼は天宮星羅をしっかりと庇いながら、死を恐れず襲いかかってくる黒い影の群れへと自ら飛び込んでいった。

拳の風圧が、灼熱の空気を引き裂く。

鈍い音を立てて放たれた肘打ちが死角から迫る男の肋骨にめり込み、背筋が凍るような骨の砕ける音を響かせた。

さらに鋭い回し蹴りが別の男を吹き飛ばし、炭化した柱に激突させる。

その一撃一撃が神速であり、正確無比で、容赦がない。無駄な動きは一切なく、ただ純粋に、最も効率よく敵の戦闘力を削ぐことだけを目的としていた。

天宮星羅は彼の腕の中に抱きすくめ...

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