第80章 救いようがない!

天宮星羅は怒りのあまり、乾いた笑いを漏らした。

「黒崎蓮、これは私に頼んでいるの? それとも私を支配しようとしているの?」

彼女の声に滲む嘲笑は、骨まで凍てつくほど冷たい。

「通告だと思ってもらって構わない」

黒崎蓮は一歩も引かない。その長身がドアを完全に塞ぎ、彼女の退路をすべて断ち切っていた。

一条拓海は気が気でない様子でオロオロしていたが、たまらず二人の間に割って入り、両手を広げた。その顔は苦渋に満ちている。

「話し合おう! とにかく手は出すなよ!」

「星羅! 星羅ちゃん、まずは落ち着いて! 聞いてくれ、これは君にとっても、君のスタジオにとっても、本当に天から降ってきたよう...

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