第41章

彼女はわざとらしくうつむき、意味ありげに呟いた。

「ただ、紬さんがどうやってあんな難しい案件を勝ち取ったのか不思議で。さっきチャーリーさん、すごく上機嫌でしたし。紬さんって本当にすごいですね」

蓮の顔から笑顔が消えた。

脳裏に、先ほどのチャーリーの締まりのない笑顔と、紬の顔が勝手に浮かび上がる。

彼は勢いよく立ち上がると、デスクをドンと殴りつけた。その顔はひどく険しい。

「蓮、どうしたの?」

雪乃はビクッと肩を震わせた後、すぐに蓮の腕にすがりつき、その肩に頭を乗せた。

「私じゃ紬さんに敵わないのは分かってる。でも、怒らないで。私だって少しずつ勉強して、いつか紬さんと一緒にあなた...

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