第16章 同じ部屋

学舎へ続く道は、湖畔に沿ってゆるやかに伸びていた。

木箱を運ぶ少年たちが先を歩き、小沢かなとノアは数歩遅れてついていく。先頭の司長が水路を指さし、神術の授業はベルナ河を渡って光の神殿へ向かうのだと告げた。

授業の大半は神使と騎士が担当し、ときには主教が顔を出すこともある。卒業試験で優秀な成績を収めれば、そのまま神殿入りできるらしい。

小沢かなは話を聞きながら、隣の彼に尋ねた。

「もし今回、わたしが来なかったら……わたしのこと恋しくなるの?」

ノアは、ほんの少し距離を取った。

「恋しく……?」

意味がわからない、とでも言いたげな目。

「会えないときにも私のことを思い出して、また...

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