第27章 外で跪く

「……どうして、あんたが……!?」

上原日美子の姿を認めた瞬間、神谷彩夏の瞳孔がきゅっと縮んだ。顔から血の気が引き、息さえ止まる。

「上原さん!」

悲鳴に近い声が漏れる。驚愕と茫然が滲む目で、彼女は神谷承吾を見た。

「どうしてここにいるの!? 神谷承吾、上原さんに何をしたの!?」

その反応が、神谷承吾には「やましい」ものにしか見えなかった。

「俺が、何をした?」

冷えきった声で言い捨て、神谷承吾はしゃがみ込む。神谷彩夏の顎を乱暴に掴み上げ、無理やり顔を上げさせた。鼻先が触れそうな距離。彼の瞳の奥で怒りが渦を巻き、彼女を焼き尽くしそうに燃えている。

「まだ芝居を続ける気か? お...

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