第17章

私のやり方が変わったせいで、今の原崎野矢は前世の彼と少し違っている。

彼が私に対しても、前世と同じように――傷ついたあと、抑えきれずに恋心を抱いて、それでも黙って守り続けてくれるのか。正直、確信はない。

もし前世の流れとズレてしまうのなら。

彼と噂になった、あの「唯一の女」と……この先、本当に関係が進んでしまう可能性だってあるのではないか。

ベッドの上で寝返りを打ち続ける。目を閉じれば、豪華客船で撮られたあの写真が、何度でも浮かび上がった。

胸の奥に、見慣れない――いや、酸っぱくて苦いような感情がじわじわ広がっていく。

危機感。

私はそっと手を胸に当て、ゆっくり息を吐いた。夜の...

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