第49章
どれくらい経ったのか分からない。眩暈の中で目を覚ますと、私は見知らぬ部屋に仰向けで横たわっていた。
……ここ、どこ? 一度も来たことがない。
必死に上体を起こした、その瞬間。
ドアが開き、脂ぎった肥満体の中年男が入ってきた。いやらしい視線で、私を舐め回すように見てくる。
私は身構え、睨み返した。
「……あなた、誰?」
男は「へへっ」と笑い、吐き気のする色欲にまみれた顔を作る。
「怖がるなよ。傷つけたりしねえ。今夜はお兄ちゃんが、たっぷり可愛がってやる」
「何する気よ!」
私が怒鳴ると、男はさらに調子づいたように笑った。
「お前の妹がな、100万でお前の初夜を俺に売ったんだ...
ログインして続きを読む
チャプター
1. 第1章
2. 第2章
3. 第3章
4. 第4章
5. 第5章
6. 第6章
7. 第7章
8. 第8章
9. 第9章
10. 第10章
11. 第11章
12. 第12章
13. 第13章
14. 第14章
15. 第15章
16. 第16章
17. 第17章
18. 第18章
19. 第19章
20. 第20章
21. 第21章
22. 第22章
23. 第23章
24. 第24章
25. 第25章
26. 第26章
27. 第27章
28. 第28章
29. 第29章
30. 第30章
31. 第31章
32. 第32章
33. 第33章
34. 第34章
35. 第35章
36. 第36章
37. 第37章
38. 第38章
39. 第39章
40. 第40章
41. 第41章
42. 第42章
43. 第43章
44. 第44章
45. 第45章
46. 第46章
47. 第47章
48. 第48章
49. 第49章
50. 第50章
51. 第51章
52. 第52章
53. 第53章
54. 第54章
55. 第55章
56. 第56章
57. 第57章
58. 第58章
59. 第59章
60. 第60章
61. 第61章
62. 第62章
63. 第63章
64. 第64章
65. 第65章
66. 第66章
縮小
拡大
