第10章昼休み

六月

「どうか冷たく、残酷になって。もう一度、ひどく、嫌な人に戻ってよ。そうすればこんなばかげた――」

あんな愚かな願い、さっき心の中で唱えるんじゃなかった。だって今の私は会議室の外に立ち尽くして、今にも泣きそうで――

彼に恥をかかされた。みんなの前で。

しかもそれだけじゃ足りないみたいに、傷だらけの自尊心にさらに塩を塗り込むように、私にコーヒーを買ってこいと言ったのだ。コーヒーを。

コーヒーを!

二十二年生きてきて、ここまで自分が笑いものみたいに感じたことは一度もない。それなのに最悪なことに、私はまだ彼に見てほしいと思っている。

ほんと、みじめ。

指先に熱い雫が落ちてくるまで...

ログインして続きを読む