第112話ラブハード

(おすすめの曲――ビリー・アイリッシュの「パーティーが終わったら」)

ジューン

埋葬から一週間が経った。長く、眠れない七日間――ひとつながりの果てしない灰色の夜みたいに、すべてがぼやけて溶け合っている。

相変わらず眠れない。目を閉じるたび、頭の中で同じことが繰り返される。もっと早く家に帰っていたら……胸の奥で彼女に電話しろと囁いていたあの声に耳を傾けていたら……彼女が具合を悪くしていたって気づけたかもしれない。私が看病できたかもしれない。ちゃんと仲直りできたかもしれない――彼女を埋葬する前に、過去のほうを葬れたかもしれないのに。

でも、私はしなかった。あの忌々しい封筒のせいで、母さんは...

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