第125章おしゃべりはもう十分だ

〈ナターリャ〉

私はデスクの上の銀のネームプレートを指先でなぞる。ナターリャ・ヴォス、最高広報責任者。

ぴかぴかに光っている。清潔で、上品で、非の打ちどころがない。まさに私の好みどおり。もっとも、姓だけは別のものになっていてくれたらなお良かったのだけれど。もうすぐそうなる。

ヘルメスは今回、本当に見事な仕事をした。このオフィスは完璧だ。ガラス張りの壁、ほのかに漂うシダーウッドの香り、銀色の控えめな装飾。彼は仕事が速く、細部まで抜かりなく、いつだって三手先を読んでいる。そういうところが、私が彼を気に入っている理由のひとつだ。ヘルメスは何かをやると決めたら、終わるまで決して止まらない。

私...

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