第153章プランの変更1

《ナターリャ》

ジューンがここへ引きずり込んだ役立たずのスタイリング班を、手首をひと振りするだけで追い払う。連中は蜘蛛の子を散らすように逃げていく――結構。今夜、無能に付き合っている暇はない。

扉が背後で閉まるや否や、私は携帯に指を走らせた。

呼び出し音はほとんど一度鳴っただけ。

「まだ店にいる。ワイン売り場だ」低く太い男の声が報告する。

完璧。

唇が大きく弧を描く――勝ち誇った笑みだ。私はそれ以上ひと言も告げず通話を切った。

部屋の中でくるりと回り、鼻歌を歌いながらワインボトルに手を伸ばす。たっぷり注いで、よく働いた自分に一口ご褒美をやる。すべてが、狙いどおりに転がっている。

...

ログインして続きを読む