第207章彼は死んでいません。まだ

♡レイラ♡

全身の毛が逆立った。

これはゲームに違いない。悪趣味な――いや、病的なゲームだ。

だって、当てずっぽうで言えるはずがない細部ばかりだったのだから。

……ただ、彼は当てずっぽうじゃなかった。

口にした言葉の一つひとつが、痛いほど、怖いほど正確だった。

それでも、辻褄が合わない。

もし私が本当に彼と一緒にいたのなら、気づかないはずがない。

彼の体には刺青がびっしり入っている――左腕から首筋まで。トビアスには、刺青なんて一本もなかった。

見落としようのない違いだ。

けれど、その確信の隙間に、記憶がすべり込んできた。

私たちは、完全に服を脱いでいたわけじゃない。

全部が曖昧...

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