チャプター 218 シャツを脱いで

♡レイラ♡

扉がきいと軋み、私はゆっくりとまぶたを開いた。

頭が重く、わけのわからないことをぼそりとつぶやく。近づいてくる足音だけが耳に届く。

「奥様」

ミアの声が、そっと私の傍らで響いた。

私はくらくらする頭のまま顔を反対側へ向け、そして――

「トビアス……」

見慣れた顔が近づいてきて、私はかすかにそう囁く。

けれど、視線がふと下へ落ちた。

刺青。

トビアスじゃない。

カインだ。

「カイン……」

私は慌てて言い直し、また顔を背けた。

「ミア、下がれ」

背後で、カインのしゃがれた声がした。

「ですが、ご主人様――」ミアは丁寧に言いかけるが、彼は途中で遮る。

「...

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