第23章ずれた感情

六月

はっきりさせたい?

ふん。私ははっきりさせたいんだよね?

だったら、どうして今朝こうして机に座ってるんだ。彼のオフィスに乗り込んで、必要な答えを寄こせって突きつければいいのに。

私は彼の扉をちらりと見る。ブラインドは下ろされたまま。中は何も見えない。くそ、まったく。

彼は「邪魔するな」と言った――そして私がコーヒーを持っていくことまで禁じた。

「これを君の仕事から外せば、ほかはもっと効率よく捌けるだろう」そう言いながら、私の目を見ることすらしなかった。

そうだよ。彼のこととなると、どんな些細なことでも私は気づいてしまう。信じて。今はそれがたまらなく嫌だ。

「ちょっと、アレ...

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