第28章意図的な間違い

ジューン

ペンを指のあいだにぶら下げ、キャップを前歯に軽く押し当てる。

私はベッドの上に大の字になって寝そべり、まるで事件現場の死体みたいに腕を伸ばしていた。

頭上の天井には、きっちり二十一枚の板がある――いや、待って、二十二枚。

……昨夜は二十三枚じゃなかったっけ?

目を細め、もう一度数え直す。

「いち……に……さん……」

私はため息をつく。「いつも変わるのよね。この食わせ者ども」

ペンのキャップが、軽く噛むたびに歯にかちかちと当たる。頭の中にかかった靄を、噛み砕いてでも追い払いたかった。

あの瞬間が、何度も何度も脳裏によみがえる。ミスター・グランデが、猛スピードで走ってきた配...

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