第59章ロングゲームをする

ジューン

「二人きりで?」私は眉をひそめて、その言葉を繰り返した。

どうして、こんな話を私にだけする必要があるの?

私はレイラとケイラに目をやった。「タクシーを拾っておいて。すぐ行くから」

レイラはためらい、露骨に時間を稼ごうとしているケイラを見た。

「……わかったわ」ようやくレイラはそう言って、ケイラの腕を引いた。

リアはわけがわからないというふうに首をかしげ、トビアスがあわてて言い添える。「すぐ済むよ。車で待っててくれ」

通りすぎざま、リアは私の肩をぽんと叩き、無理に小さな笑みをつくった。「また連絡するね」

みんながいなくなると、空気が急に重くなった気がした。

胸がきゅっ...

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