第67話一週間後

ジューン

「んぐっ……!!」

物置の扉が、ぎい、と軋んで開く――一週間前と同じように。既視感。けれど今回は、どこか歪んでいる。

今回は、彼はあの鋭い仕立てのスーツ姿で、スラックスを穿き、ベルトは張りつめ、その盛り上がりがファスナーの上にはっきりと、臆面もなく浮かび上がっていた。気づくより先にシャツは脱ぎ捨てられ、むき出しの胸と、しなる筋肉があらわになる。その眼差しは前よりもなお暗く、飢えていて、まるで影が肉を得たみたいだった。

「後ろへ下がれ」

いつものように低い、腹の底に響く声。

胸が激しく上下する。私はよろめきながら蒸し暑い小さな物置へ後ずさり、自分の鼓動が耳の奥でどくん、どく...

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