第7章意図

六月

ふう。車が走り去っていくのを見送りながら、私はため息をつく。

一瞬、彼にクビを宣告されるんじゃないかと思った。

安堵が全身を洗い――その直後、羞恥が平手打ちみたいに顔面に叩きつけられる。

どうして気づかなかったの。胸元がほとんど丸見えだったなんて。

ああ、もう。

まず彼と寝て、そのうえ今度はこれ? わざとやってると思われる。誘惑しようとしてるみたいに。

最悪。

私はタクシーを捕まえて、まっすぐ家に帰った。最高経営責任者の命令どおりに。

玄関を入ると、レイラが眉をつり上げ、カールアイロンのプラグを抜いた。

「へえ、ずいぶん早いお帰りね。インターン追い出されたの? それとも自分か...

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