第15章 なら、道連れにしてやるよ

「このミルク、あなたのために用意したの。ほら、二口でもいいから飲んで体を温めなさい」

そう言うなり、林遥香は林夕葵の意思などお構いなしに、マグカップを目の前へぐいと差し出した。

「飲まない」

林夕葵は顔を背け、その場を離れようとする。だが次の瞬間、腕をがしっと掴まれた。

「お姉ちゃん……まだ私のこと怒ってるの?」

ほんの数秒で、林遥香の瞳は涙でいっぱいになる。

「ごめんなさい、お姉ちゃん。私と彰が一緒にいること、あなたが嫌なのは分かってる。でも、言わせてもらうね……お姉ちゃんと彰は、もう本当に終わってるんだよ」

林夕葵は眉をひそめた。

――私、何か言ったっけ。

芝居がかった...

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