第13章

周防凛は朝食を済ませると、平岡グループへ正式に出社した。

エントランス前には、平岡貴利が早くから待っていた。

凛の姿を見つけるなり、平岡貴利は歩み寄ってぎゅっと抱きしめる。

「凛ちゃん、平岡グループへようこそ」

周防凛も笑って、軽く抱き返した。

「先輩、こちらこそ。よろしくお願いします」

そうして平岡貴利は、周防凛を連れてオフィスビルの中へ入っていく。

すでに社内には「今日、新社長が「空から降ってくる」」という噂が回っていた。

社員たちはきょろきょろと周囲をうかがい、ひそひそ声を交わす。

「新しい社長、肩書きがすごいらしいよ。仕事もめちゃくちゃできて、しかも目の保養になる美...

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