第161章

三日後、本谷グループの技術審査チームが予定通り到着した。

先頭に立っていたのは三十代前半の男。縁なし眼鏡に、皺ひとつないダークグレーのスーツ。背後には四人、ノートPCとテスト機材を抱えて続く。

「周防社長、はじめまして」

男は手を差し出し、営業用の笑みを貼りつけた。

「本谷技術部・副社長の松谷唯です。今回は私が責任者として技術審査を担当します」

周防凛は握手を返す。

「松谷様、ようこそ。審査資料はすべて揃えております。こちらへどうぞ」

平岡グループ側は、周防凛と平岡貴利に加え、技術班の中核メンバーがほぼ総出で揃っていた。

林野宮人は周防凛の隣に立ち、表情を崩さない。

審査は...

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