第146章 こいつら、死ぬべきだ!

廃れた三階の一室は、死んだように静まり返っていた。残っている音といえば、濁って荒い呼吸だけ。

中島院長はコンクリートの床に身を丸めたまま、さっきまでのかすかなうめきすら途切れている。頭は力なく横に傾き、瞼は固く閉じられ、肌から熱が抜けたように冷たい。胸の上下は、目を凝らしてようやく分かる程度だ。

――傷と高熱に、ついに耐えきれなかったのだ。

扉口で苛立たしげに行ったり来たりしていた名取栄輝が、ふと視線を投げてその異変に気づく。胸の奥がひゅっと縮み、反射的に振り返って叫んだ。

「父さん! このクソババア、動かねぇ! マジでヤバいんじゃ――!」

名取彰彦と名取幸枝は声に弾かれるように戻...

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