第24章
琴音は和也の膝を思い切り蹴りつけた。
「そう? じゃあ、私が他の男に抱きついても道理が通るってことよね?」
その言葉に、和也の顔色はさらに険しさを増した。
「やれるもんならやってみろ!」
「どうしてできないと思うの?」
琴音は彼を値踏みするように見下し、その瞳には軽蔑の色が満ちていた。
「ますます見損なったわ。自分のやったことの責任も取れないなんて、それでも男なの?」
和也は怒りのあまり胃がキリキリと痛んだ。ほんの半月前まで、自分の言うことなら何でも従順に聞いていた琴音とは、まるで別人のようではないか。
今の彼女の目には、自分への好意など微塵も残っていない。
彼は眉をひそめ...
ログインして続きを読む
チャプター
1. 第1章
2. 第2章
3. 第3章
4. 第4章
5. 第5章
6. 第6章
7. 第7章
8. 第8章
9. 第9章
10. 第10章
11. 第11章
12. 第12章
13. 第13章
14. 第14章
15. 第15章
16. 第16章
17. 第17章
18. 第18章
19. 第19章
20. 第20章
21. 第21章
22. 第22章
23. 第23章
24. 第24章
25. 第25章
26. 第26章
27. 第27章
28. 第28章
29. 第29章
30. 第30章
31. 第31章
32. 第32章
33. 第33章
34. 第34章
35. 第35章
36. 第36章
37. 第37章
38. 第38章
39. 第39章
40. 第40章
41. 第41章
42. 第42章
43. 第43章
44. 第44章
45. 第45章
46. 第46章
47. 第47章
48. 第48章
49. 第49章
50. 第50章
51. 第51章
52. 第52章
53. 第53章
54. 第54章
55. 第55章
56. 第56章
57. 第57章
58. 第58章
59. 第59章
60. 第60章
縮小
拡大
