第25章

ずいぶんと時間が経った。

琴音は泥のように眠っていた。目を覚ましても、まだ頭の芯がぼんやりとしている。

ふとテーブルに目をやると、そこには胃薬と、一杯のお粥が置かれていた。それを見た瞬間、不意に胸の奥がじんわりと温かくなる。

ベッドから身を起こすと、胃の痛みは随分と引いていた。それでもまだ鈍い不快感が残っているため、彼女は思い切ってお粥の蓋を開けた。

蓋を取った途端、ピータンと豚肉のお粥の食欲をそそる香りがふわりと漂ってきた。中には小さな干しエビも散らされていて、見た目にも彩り豊かで美味しそうだ。

琴音はスプーンを手に取り、少しずつ味わうように口へ運んだ。

司に対する複雑な感情が...

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