第128章-動揺する家系図

「つまり、あの方はあなたの命を救ってくださったのよ」

その強調ぶりに、ベラドンナは眉をひそめた。

どうしてこの女は、そこまでして自分をあの部屋へ行かせたがるのだろう。

「会いたいはずでしょう? いまは意識がないけれど、それでも、あなたの命の恩人なのよ……」

「心からの、最大限の感謝をお伝えします。お目覚めになったら、どうかあなたからお伝えください」ベラドンナは彼女の言葉をさえぎった。もうそのとりとめのない話にうんざりしていた。思えば、あの頃の自分は、いつもその話に付き合う時間を無理にでも作っていたのだ。どうでもいいようなことを延々と聞かされ、眠れぬ夜まで過ごしたことさえあった。

今夜...

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