第179章-彼女の答え

「王がお戻りになった」

すべてを変えてしまった、たった四つの言葉。

その四つの言葉は、幸福を運んできた。同時に、きらりとした恐れを胸の奥へ滑り込ませながら。

エリが戻ってきたのだ。

その知らせを運んできたのはアノクだった。彼は、彼女が部屋にいなかったことに不機嫌そうだったし、セブが務めを果たしていないことにも腹を立てていた。だが、その報せが、彼の胸に渦巻いていた不快をいったん押しとどめた。ベラドンナは扉を飛び出し、彼の脇をすり抜けて階段へ向かった。

少し前に悪夢から目覚めたときの感覚など、とっくに遠いものになっていた。あの宝石に閉じ込められた竜の眼を夢の中で見てしまうたびに襲ってくる...

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