第18章-大まかなステップイン

部屋じゅうが、どっと炎に包まれた。

火は至るところに回り、煙――濃い黒い煙が渦を巻いていた。ベラドンナはもがいた。煙で喉が詰まり、めまいが完全に彼女を支配してしまう前に扉へ辿り着こうと必死に手を伸ばす。

コリンが間一髪で飛び込んでこなければ、ベラドンナの夜更けの読書は、そんな結末に――いや、それ以上の惨事にさえ繋がっていたはずだった。

ラケルは彼女の周りを行ったり来たりし、手、脚、ほかのあらゆる場所を確かめては、無事かどうかを確認して回っている。

「火傷なし、火傷なし、火傷なし」

「大丈夫よ」ベラドンナはラケルの手を振りほどいた。何が起きているのか、まだ飲み込めない。

目が覚めたの...

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