第203章-敵へのヒント

何かが彼の瞳の奥で閃き、彼は距離を詰めた。両手で彼女の頬を包み、親指で下唇の付け根をなぞる。深く考え込むような一瞬ののち、彼の唇が彼女に重なった。飢えたような口づけ――彼女は抗うことなく、それを受け入れた。

彼が彼女の唇を奪うのに合わせて、彼女の手は彼の腰元へと滑り、布越しに硬くなったものを掴んで軽く握りしめた。

彼は口づけの合間に低く喘ぎ、胸の奥から唸りが震えるように漏れた。彼女はそれを促しと受け取って、もう一度同じことをする。

今度は彼が身を引き、顔を彼女の首筋のくぼみに埋めた。次の呻きを彼女の肌へ押しつけるように漏らし、音は彼女の耳にはくぐもって届く。

快楽に足先がきゅっと丸まり...

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