第205章-閉じ込められたアラリス

「俺の種族の者だと?この死すべき世で?」

思ったとおり、アラリスは激怒していた。

顔を見なくてもわかった。

自尊心をひどく傷つけられたに違いない。その様子を眺められたなら、さぞ痛快だったろう。彼の鼻っ柱を二、三段へし折ってやった感覚が、彼女はたまらなく好きだった。

「ええ、あなたと同じような人よ」そう言って、彼女は転移してきた市場を見回した。

「お前は勘違いしている、ナイトシェード。界と、他の界――既知のものも、まだ見ぬものも含めて――俺とまったく同じ者など、決して見つからん。俺と同じ血統の者はいる、だが俺と同じ、だと?」声が途切れ、次に聞こえたときには耳元で囁く声になっていた。「あ...

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