第209章-ファイト・ミー

トリガー警告。

(少し暴力的な描写があります))

突然、馬車がものすごい力で地面から持ち上げられたかと思うと、横へと投げ飛ばされた。ベラドンナと、いまや泣きじゃくっている赤ん坊は、車内でごろごろと転がった。

馬車はどすんと音を立てて落ちた。着地が穏やかだったはずもない。ベラドンナは赤ん坊をいっそう強く抱き寄せた。その泣き声が耳を満たし、彼がまだ生きているのだと知らせてくれる。

この子を守らなければならない。

いま、この子は自分の責任なのだ。

馬車はさらに何度も投げ回された。落ちるたびに衝撃はひどくなっていく。

ベラドンナはどちら側へ放り出されようと、自分の体で赤ん坊をかばおうとし...

ログインして続きを読む