第24章-もしそれが本物だったら?

「目を開けろ」

言われるままに目を開いた彼女は、目の前に広がる光景に息をのんだ。

そこは、エフィデルの七天だった。

またしても、本で読んだことはあっても、まさか本当に実在するとは信じていなかった奇景のひとつ。

眼下には水が広がり、そそり立つ山々の頂は、頭上に重なる七つの色の空へと溶けるように消えていた。

ここがいったいどこなのか――イグナスの高い城壁の内側にある場所なのだろうかと、彼女は思った。

だから彼女は尋ねた。「ここはどこなの? イグナスの中?」

「イグナスの大城壁の外だ」

ベラドンナは困惑して額にしわを寄せた。城壁の外だというのなら、どうして彼はこんな場所を知っているの...

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