第71章-彼の代わりに(MR 5)

第七十二章

ガルドゥルとその一行がさらにしばらく進んだところで、道の上に王の姿を見つけた。

竜の炎を浴びて生き延びる者などいない。ガルドゥルはそれを知っていた。だからこそ彼は降伏し、花嫁を自ら王のもとへ引き渡す役目を引き受けたのだ。

そのとき、ふたりの視線がぶつかった。そして王は、彼らの向こう、木立の奥へ目を向けた瞬間、足取りを乱した。瞳には、すべてを呑み込むような恐怖が映っていた。

ガルドゥルは、その恐怖の正体を見てみたいと願った。

竜の心に恐れを築くものが何であるのか、それを知ることができるなら、この上ない栄誉だろう。

だが、すべてを手にすることはできない。

王の精神に入り込...

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