第76章-レッドストリング(MR 9)

「魂の伴侶、だと?」

馬鹿げた響きに、思わず笑いが漏れた。

「なにそれ?どうやってそんなの分かるの?あんた、彼女のこと何も知らないじゃない。愛してもいないし、そんなふうに断言できるほど知ってもいない」

彼の表情は微動だにしなかった。

「彼女の目が、ルナの導きを告げている。視線が交わった瞬間、骨の髄まで感じた。俺たちの魂が重なったのだと」

ますます愚かに聞こえた。

誰かをちらりと見ただけで、そんな重たいものが決まるはずがない。

ベラドンナの怒号にアラリスの目がきらりと光ったが、なぜか、いつものように面白がる気分にはなれなかった。エリが彼女を鉄格子から引き離すのを見た瞬間、アラリスの...

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