第82章-彼女の帰還

タナトゥの言ったとおり、彼らは門を見張り、母がそれについて何か知っているのか確かめるために待って観察しなければならなかった。

罠に落ちぬよう、慎重である必要があった。

だが、永遠に待つわけにはいかない。

タナトゥが潜伏を続けるほど、彼の力は脅かされ、己の領域を掌握し直すことはますます難しくなる。

妹を殺したというだけで母が無意味な癇癪を起こしているなど、タナトゥには信じがたかった。もし母が分をわきまえ、統治という自分の営みに口出ししなければ、彼は殺さずに済んだのだ。

死を招いたのは母自身である。

再び玉座を取り戻した暁には、妹に恋していたタニスの戦士には、従順な別のタンクスの女を与...

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